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”気”の上昇

多汗症と赤面症,2000年以上前から漢方薬は婦人病と取り組んできました。

 

 

”気”の上昇を第一に考える漢方医学

多汗症の相談の多くは女性ですが、男性更年期の方も最近増えています。多汗症・赤面症の状態はそれぞれ異なります。

上半身がのぼせて起こる発汗、手足にじわじわと起こる発汗など、人との話や会話や緊張・温かい場所へ移動したとき・空気の変化・高温多湿など、さまざまです。  
多汗症・赤面症に使用される漢方処方としては加味逍遥散症、黄連解毒湯、三黄瀉心湯、柴胡清肝湯、白虎加人参湯強い熱感・顔面紅潮・激しい口渇)等が考えられます。
そのほか、疲れた後に起こるケースには、補気薬を使用します。

例えば気虚による多汗症には防已黄耆湯が使用されるケースもあります。

詳しく解説、タイプが多く、処方に際し注意が必要です。
多汗症・赤面症の漢方対策から多汗症・赤面症は状態・症状の出方がまちまちで、それに対応する漢方処方の選択に注意が必要です。

赤面するだけの場合・赤面して発汗するケース・上半身(特に首から上)がのぼせて起こる発汗・ワキガ・手足と全身に起こる発汗(じとーとした様)など、更に発汗は自律神経も多いに関係してますので処方決定は大変です。

気の上昇・血熱多汗症には全身性と局所性があり、全身性は汗を全身にかく状態のことで、中枢神経系の異常、甲状腺機能亢進症、循環器疾患、内分泌異常、代謝異常などの病気が原因となるほかに、周りの温度が高い場所で仕事していても起こる。局所性は顔、手のひら、足の裏、わきの下など、体の特定の部位に強く汗をかく状態だ。  全身性多汗症は原因となる病気を治療すれば治るが、局所性は精神的、神経的なことによって起こることが多く、決め手となる治療法もない。そのため緊張しない、余り熱いものや辛いものを食べないように注意するほか、制汗剤による効果が期待されている。

漢方では多汗症は気力が落ち、疲れやすい虚証の人に多くみられることから、それに応じた薬方を選んでいく。 よく使われるのが「黄耆建中湯(おうぎけんちゅうとう)」「防已黄耆湯(ぼういおうぎとう)」
「十全大補湯(じゅうぜんだいほとう)」などである。いずれの薬方も発汗の調節作用があり、表虚を治し体表の水毒を除いて体力を回復させる「黄耆(おうぎ)」を含んでいる。

漢方薬の中には末梢血流作用があるものが多く、また補血作用や体の中心から保温する働きに優れている漢方生薬も多く存在します。
約2000年前に発表された漢方医学の医学書、傷寒雑病論と金匱要略では、風邪の治療と現代にも通用する慢性病を論じています。その医学書の中では、冷え性に加え、生理不順や生理痛、不妊症などへの対応したものも少なくなく、2000年前の人たちも現代人と同じ苦しみで悩んでいたんだと理解できます。
生理不順・不妊症・生理痛・浮腫み易い体質は漢方薬がベストだと思います。

 

 

”気”の上昇を第一に考える漢方医学

気の上昇に効く漢方処方

黄連解毒湯でのぼせ傾向を改善して高血圧・動脈硬化など

清熱解毒の代表的漢方処方黄連解毒湯。

外台秘要記載、成分黄連・黄芩・黄柏・山梔子

のぼせ気味で顔色赤く、イライラする傾向の方の、胃炎・口内炎・二日酔いなどから、不眠症・ノイローゼ・めまい・動悸・更年期障害・自律神経失調症などの神経症に幅広く応用されています。 漢方的考え方・治療法は心火旺・肝胆火旺・清熱解毒で、上半身の余分な熱を取り去り、高血圧・脳卒中・精神不安・焦躁感・赤面症・多汗症・鼻血・痔出血・アトピー性皮膚炎などに使用されています。

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気の上昇赤面症の漢方薬/ 東京都目黒区の漢方薬局 桂林堂薬局

漢方薬局東京都で漢方歴30年|漢方薬相談は目黒区中目黒の桂林堂へ